【漫画紹介】ストリートダンス漫画『ワンダンス』が面白い【最新刊6巻発売】

漫画紹介

こんにちは。書店に勤めて10年目、僻地のとある書店員です。

 

みなさんは『ワンダンス』という漫画をご存じでしょうか?

ストリートダンスを題材にした結構売れている漫画なんですが、個人的には読んでめちゃくちゃ面白かったのでもっともっと売れてほしいなと思ってる作品です。ダンスにはあまり縁がないという人も多いかと思います(実際自分もそうでした)が、そんな人でもかなり楽しめる漫画だと思いますので今回はこの『ワンダンス』という漫画を紹介したいと思います。

 

言葉以外で語りかけてくる、そんな漫画。

『ワンダンス』はこんな漫画

基本情報

  • タイトル:ワンダンス
  • 作者:珈琲(こーひー)
  • 出版社:講談社
  • 掲載:アフタヌーン、マガポケ、コミックDAYS

最新の6巻が2021年9月22日に発売。アフタヌーンで連載されている漫画ですが、マガポケやコミックDAYSといった講談社の漫画アプリでも読めます。

 

高校のダンス部を舞台にしたストリート系のダンスを扱った漫画。

社交ダンスなどを取り扱った漫画はいくつかありますが、ヒップホップなどのストリート系のダンスの漫画は珍しい感じがしますね。 

作者の珈琲先生は以前『のぼる小寺さん』という漫画を描いていた方。この漫画もセリフに頼らない描写が特徴的でしたが、ワンダンスはそれをさらに洗練させている印象です。

  • 表紙のデザイン変更で売上増

3巻から表紙のデザインが大きく変わり、それに伴って1巻2巻の表紙も変更になりました。キャラクターがアップになり色も鮮やかになってよりインパクトのある表紙になってますね。講談社さん曰く、表紙を変更してから売上が上がったらしいです。

あらすじ、登場人物など

あらすじ

自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む! 部活、勉強、就職、友達、恋愛。必要なことって何?無駄なことやってどうなるの?いやいや、君の青春は、自由に踊って全然いいんだ。2人が挑むフリースタイルなダンスと恋!

出典:講談社コミックプラス公式サイトより

登場人物など

  • 小谷 花木(こたに かぼく)

主人公の男の子で通称「カボ」。吃音症で人と話すのが苦手、。湾田のダンスに惹かれてダンス部に入部する。かなりの長身で、初心者ながら音をよく聴いたダンスができる。

  • 湾田 光莉(わんだ ひかり)

本作のヒロイン。かわいい。ダンス経験者でその実力・センスはかなりのもの。世界一のダンサーを目指している。

この漫画の魅力は?

  • ダンスの表現がカッコいい!

『ワンダンス』の魅力はやはり、ダンスの表現でしょう。

セリフや擬音など一切なし、ダンスのシーンは毎回毎回マジでカッコいいです。

出典:ワンダンス1話より

題材としているストリート系のダンスには馴染みのない方も多いかと思いますが、基本的なストーリーは学校のダンス部の活動で、ダンスの細かい動きの解説なども丁寧にしてくれるのでスポーツもの・部活ものの漫画として読みやすいんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、作者の珈琲先生は本人自ら踊ってみた動画をあげられています。この漫画のダンスの表現はかなりの知識や経験がないととても描けるようなものではないので納得です。

【漫画家が踊ってみた】高校青春ダンス部漫画『ワンダンス』作者本人がダンス‼
  • 主人公の成長に注目、その他キャラクター達も魅力的

ダンスの表現が魅力のこの漫画ですが、ストーリーもかなり面白いんじゃないかなと個人的に思います。特に主人公であるカボの成長からは目が離せません。

最初この漫画を読もうとしたとき、ダンスという題材と表紙のカッコいいポーズを見て「どんだけ陽キャでカッコいい主人公なんだろう?」という先入観があったのですが、いざ読んでみると全然想像と違う主人公で驚いた記憶があります。

主人公のカボ君は吃音症(言葉が円滑に出ない障害)で人との会話が苦手なため、普段は自分の思いをうまく表現できずに悩んだりしている男子高校生。そんな彼が「ダンスは喋らなくていい」と語るヒロインの湾田と出会いダンスに夢中になって成長していく様は読んでいて面白いです。いつの間にかダンスのことだとスラスラと喋れるようになってたりしたときはちょっと感動しました。(ちなみに「吃音症でダンス経験者」というのは珈琲先生本人の経験だそうです)

 

また湾田さんをはじめ他のキャラクターも非常に魅力的です。

というか湾田さんちょっと可愛すぎですね。ダンスシーンではカッコいい湾田さんですが、普段はちょっと不思議ちゃんで表情もくるくる変わってホントかわいいです。ダンスシーンとのギャップがたまりません。

ダンス部の先輩たちなども、とてもいいキャラしてるのでぜひ読んで確認してみてほしいですね。

最後に

ストリートダンスというジャンルは漫画の題材としては決してメジャーなものではありませんが、ダンスに縁がなかった人でも十分楽しめる今作。というかむしろダンスなんて全然興味ないって人にこそぜひ読んでほしいです!

初心者のカボ君が今後どんな成長を見せてくれるのか、湾田さんとの関係はどうなっていくのかなど気になる点が満載です。ちょっとでも気になっている方はぜひ読んでみてください! 

今後もっともっと人気が出てハイクオリティなアニメにならないかなーと密かに期待してたりします。

 

↓試し読みはこちら

『ワンダンス(1)』(珈琲)|講談社コミックプラス (kodansha.co.jp)

↓作者Twitter

珈琲さん (@ccffeee) / Twitter

 

さて、今回の漫画紹介はこれで終わり。

このブログでは、書店員の私がお勧めしたい漫画を他にも紹介していきたいなと思っていますので、良ければ他の漫画紹介も読んでみていただけると嬉しいです。

 

以上、僻地のとある書店員でした。

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