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雑記

はじめまして! 僻地の、とある、書店員です!

みなさん、はじめまして!

僻地野トアルといいます。

名字の読み方は”へきちの”です。

 

僻地のとある書店で漫画売場担当として働いてます。

漫画が好きです。漫画を読むのが好きです。漫画を売るのも好きです。

このブログについて

このブログは

  • 「最近この漫画、本屋でめっちゃ売れてるよ!」とか
  • 「この漫画、有名ではないけど面白いんだよねー」とか
  • 「今度1巻が発売されるこの漫画、もしかしたらヒットするんじゃね?」とか

つまるところ、私、トアルがいろんな理由でオススメしたい漫画を紹介していくブログになります!

書店で働いてて思うこと

昨今の書店について、いい話題はあまり多くありません。

「活字離れが進んで本が売れなくなった」だとか

「ネット販売や電子書籍などが台頭してきて町の本屋さんは無くなってしまった」とかですね。

実際、私の住んでいるところの隣町には書店がありません。

 

私が書店で働くようになって、そろそろ10年くらいになります。

地方の書店にしては、結構大きめの書店です(たぶん)

ありがたいことに毎日たくさんの人に利用してもらえていて、漫画だけでも毎月1000万円分くらい売上があります。

 

で、そんな場所でお客さんを見てて、ふと思ったわけですよ。

「なんでこの人たち、わざわざ書店に来てるんだろう…?」と。

Amazonをポチれば何でも欲しいものが変えてしまう時代です。当然漫画も例外ではありません。

書店でしか手に入らないものなんて、一部の特装版か、もしくは店舗限定の特典くらいなものです。

なんならアプリで無料で読める作品もたくさんあります。

それなのにお客さんは、わざわざ書店に足を運んでいるのです。何故???

 

結局のところ、お客さんは書店に対して「欲しい物を買う」という行為以外のことに価値を見出しているのだと思います。

それは最新の商品や売れてる商品のチェックかもしれませんし、購入するか迷っている本を、内容を少し見てから判断したい、ということかもしれません。

極端な話ですが、「真夏の暑い日に、冷房の効いた店内で立ち読みして時間を潰せる」という理由で書店に来てもいいのです。

 

物を売ってるだけならAmazonには絶対に勝てません。何しろ品数が違います。

Amazonや他のサービスと戦っていくには、物を売ってるだけではダメなのではないか、

物を売る以外の価値を提供できなかった書店は、町から姿を消す運命にあるのではないか、そう思うわけです。

情報を発信したい

物を売っているだけでは、書店は生き残れない。

では生き残るためには何をしたらよいのでしょうか?

 

書店が生き残るために重要なこと、

それは「情報の発信」だと、私は思うのです。

書店には様々な本の情報が集まります。

私が担当している漫画の売場には当然、漫画の情報で溢れています。

新刊コーナーには新刊が置いてありますし、映像化した商品のコーナーなら映画化やアニメ化した商品が置いてあります。

私が自信を持ってオススメできる商品は、オススメ本のコーナーに目立つようにして並べています。

 

でも、お客さん全員が、そういった情報を最初から知っているわけではありません。

売れ筋で、当然みんな知っているだろうと私が思っている商品でも、お客さんはその存在すら知らないことが多いのです。

このことをはっきり意識するようになるまで数年かかりました。

 

本について何か知りたいと思っているお客さんに、その人にとって欲しい情報を提供できる場になること、

そして、お客さんに「本についてのことなら、あの書店に行けばいい」と思ってもらえるようなお店にになること、

それが、これからの時代に書店が生き残っていくためには重要なのではないかと思います。

最後に

このブログは、そんな日頃の考えと、情報のアウトプットの練習したいという思いから始めました。

働いているお店とは関係ない、完全な趣味です。

でも趣味だからこそ思いっきりやりたいと思ってます。

 

このブログでは、いろんな漫画を紹介していきます。

でも、ぶっちゃけ漫画が面白いかどうかなんて個人の好みの問題が100%です。

全ての人が面白いという漫画なんて存在しませんし、私にとって面白い漫画と、あなたにとって面白い漫画は違います。

 

私が読んで面白いと思った漫画は当然紹介します。

でも、私にとっては特別面白いわけではなかった漫画でも、それが誰かにとっての面白い漫画になり得るなら紹介したいと思います。

 

あなたにとっての面白い漫画と出会う手助けができれば幸いです。

 

以上、僻地のとある書店員でした!

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